西国分寺駅(西国分寺ライフタワー)

西国分寺ライフタワー

国分寺駅から中央線で西国分寺駅へ。
駅東側に府中街道が南北に走るがその東側に西国分寺ライフタワーがある。
西国分寺駅は、ちょうど武蔵野線が中央線と交差するところに誕生したわけだが。
そして駅の近く、中央線の南側には国鉄の中央鉄道学園があった。
バブルの頃、国鉄が民営化されたとき、売却されている。
その跡地は、今やきれいな団地となり広い公園も整備されている。
高層住宅、西国分寺ライフタワーもその一環である(完成したのは最近だけれど)。
武蔵野線は高度成長期に着工され、安定期あたりに開通している。
もともとは、貨物を都心部に通過させないための貨物環状線として着工されたのだが、いつのまにか通勤路線になっている。
そもそも、中央線の沿線にして武蔵野線の沿線でもある、中央鉄道学園の跡地が団地として整備されるのだから、当然通勤路線になっていくだろう。
3億円事件が発生したぐらいの記憶しかないところに、新たに鉄道が開通した。
しかも、はるか埼玉県、千葉県を結んでいる。
ただの貨物線だったのだが、いつの間にか巨大な第2の山手線になってしまったのだ。
環状線なら府中本町から南側の路線も旅客営業を行えばいいのだが、さすがに限界というところか。(南武線もあるし)
都心近郊の主要な鉄道路線は必ず都心に直結している。
だが武蔵野線は違うのだ。そのことが変に贅沢な感じを誘うのだ。
巨大な山手線の幻想を産み出してしまったような気もする。
中央線沿線、23区外で八王子を除き、最も高い高層ビルも武蔵野線の影響だろうか。
国分寺、立川でもっと高いビルが計画されているようだが)
(2006年10月記)