さいたま市武蔵浦和駅(ライブタワー武蔵浦和)

ライブタワー武蔵浦和

埼京線武蔵浦和駅の北側、武蔵野線武蔵浦和駅の南側に細長いライブタワー武蔵浦和がある。
たしか北側にある武蔵野線武蔵浦和駅ホームには改札口がなかったような気がする。
いつもいったん南側の埼京線のホームの下に行ってから改札を出ている。
もっとも例えばライブタワー武蔵浦和武蔵野線のホームの方が近いが、通勤には埼京線を使う場合の方が多いのだから、埼京線にだけ改札口があっても不便はないのだろう。
埼京線は千葉県に伸びる京葉線と同じ頃、バブルの直前に開通している。
そのすぐ後、国鉄はJRになるのだが、この2つの路線は、もはや国鉄の時代の雰囲気がしない。
埼京線は、ただ川越線と新幹線の高架と赤羽線をつないだだけなのだが、妙に洗練されたイメージがあるのだ。
川越線は田舎の、赤羽線は下町の、それぞれの地元の路線だったのだが、埼京線になって通勤路線になってしまった。
つまり都心部と直結する路線になっている。
実際は、川越線沿線も旧赤羽線沿線もあまり変わらないような気もするが、赤羽から大宮までの区間は郊外の住宅地として急速に変貌している。
池袋、新宿、渋谷はすぐだし、都心部にしかないようなきれいな店なども駅を中心にして現れたりして、隔世の感がある。
しかし、いつの間にこんなにマンションがあちこちにできて、クルマだらけになったのだろうか。
今や、むしろ都心の中心部の方がよほど静かになっているような気がする。
(2006年10月記)