さいたま市武蔵浦和駅（MUSE CITY ザ ファーストタワー）

武蔵野線の武蔵浦和駅の北側に新しくできたMUSE CITY ザ ファーストタワーがある。
最近の流れなのだろうか、ショッピングセンターなどが併設され賑わっていた。
実はこのビルが着工される直前にこの地を訪れているのだが、こんな住宅地にでかいビルを建てるのだろうか、と驚いてしまったが、しかし、やっぱり建ってしまった。
あのときは、もうだいぶ更地になっていて（最初から更地だったかどうかわからないけど）原っぱのような感じだった。それでもまだ何軒か家があったように記憶している。
それがいつしか巨大な建造物に変貌しているのだ。
しかも商業施設もあり賑わっている。
そうなってみると、なんだか最初からこの場所にこのビルがあるような気がするから不思議なものだが。
西側に少し歩くと、埼京線の高架に沿って東側に桜並木の遊歩道がある。
途中で高架とは離れ真北へ。そのまま延々と伸び別所沼公園まで続く。
桜並木なので春はさぞ美しいことだろう。
かつての農村地帯が郊外の住宅地へ徐々に変貌していく。
農業用の用水路を引いていた沼もどこかの別荘地のようなきれいな親水公園になる。
そして、駅前にはショッピングセンター。
そこで用が足りなければ、埼京線を使えば、池袋も新宿も渋谷もすぐだ。
こうしてみると埼京線もずっと前からあるように錯覚してしまう。
なにせ最初はほとんど何もなかったのだから。
これから何十年もかけて歴史を作っていくのだろうか。
（2006年10月記）