大宮駅西口(大宮法科大学院UECビル)

大宮法科大学院UECビル

駅前の大通りを西へ進む。
すぐに国道17号との交差点、南西側に大宮法科大学院UECビルがある。
最近竣工したビルだ。
法科大学院とは、法律の専門学校みたいなものという、門外漢から見ればそういう見方しかできないが。
まず、裁判官、検察官、弁護士になるためには、司法試験を合格しなければならない。
しかし、合格率は極めて低く、これでは裁判官、検察官、弁護士の人数は増えない。
そこでもっと合格率を高くした新司法試験を実施したいが、これでは単に試験を簡単にするだけになってしまう。
それではまずいので、その新司法試験を受ける前、つまりその新司法試験の受験資格となる必修の教育課程を設ける、ということらしい。
その教育課程が法科大学院ということだ。
ばくちのような試験よりも、指導教育に重点を置くというのは、なんだか好感が持てるのだが、そのためにこのような高層ビルまで建ってしまう、というのも興味深い。
このような法律関係に従事している人口を増やすのは、とりもなおさず、産業構造の変化からくるのであろうか。
それはそれとして、埼玉県にはなんで、このように役所的な(法科大学院がどうかははっきりわからないが)高層ビルが多いのだろうか。
無理やり建物を建ててるとしか見えないのだが。
もっとも、浦和は、政治、文教の街、大宮は、商業の街、となっているから、大宮に教育機関の高層ビルがあってもバランスがとれていいのかもしれない。
あるいは、そういう法律関係の教育機関を高層ビルにしてしまうところが商業的なのだろうか。
(2006年11月記)