西武線所沢駅西口(フォーラスタワー所沢)

フォーラスタワー所沢

一番西側に通りの北側になるが、フォーラスタワー所沢がある。
所沢自体にはあまり用はないので、行ったことはないが、クルマで通過したことは何度かある。
南西側の狭山湖あたりから所沢に入ると、まず西所沢駅に出て、少し進むと五叉路にぶつかる。
昭和の時代から取り残されたようなレトロな感じの街並みだったと思う。
北西側の狭山あたりから西武新宿線に沿って所沢に入ると、まず新所沢駅近くの華やかな街並みが目に入る。典型的な郊外の風景だ。そこを通過して所沢の中心部、つまり、高層住宅の建ち並ぶ東西に伸びる通りに入ると、むしろ、昔ながらの静かな街になる。
いずれにしても、中心部はどうしようもないぐらい混んでたなあ。
おそらく、所沢の街は、西側が最初に形成されたのだろう。
その後、高度成長期を通じて、郊外化、都心のベッドタウン化が進むと、東側の所沢駅が開けていく。
そして、バブル期から現在では、北側の新所沢やさらに西側の小手指が新しい街として開発されてきている、という感じだろうか。
そういえば日本初の飛行場はどうなったのだろう。
敗戦後、アメリカ軍に接収され、その後は、安定成長期に入る直前だろうか、一部はまだアメリカ軍の基地になっているものの、残りは返還され、所沢航空記念公園になっている。
広々とした緑の多い美しい公園とまっすぐに伸びる大通り。戦後も終わり、日本もやっとここまで来れた、そういう感じだったかもしれない。
戦争の道具でしかなかった、飛行場と飛行機。そのプロペラから駅前の商店街がプロペ通りと名付けられた。
やっとここまで来たという、安堵の気持ちが今でも伝わって来るようだ。
本当にそこが終着点だったらどんなによかっただろう、なんて考えすぎだろうか。
(2006年11月記)