JR川崎駅東口(川崎駅前タワー・リバーク)

川崎駅前タワー・リバーク

大森駅へ戻り京浜東北線に乗る。
川崎駅で下車。
東口に出る。駅前には川崎駅前タワー・リバークがある。
いよいよ川崎まで来たか、という感慨より先に、この季節外れの大雨にはまいった。
川崎駅前タワー・リバークは、ビル名のとおり、駅の近くかもう駅ビルといっていいくらいの場所にある。今回は季節外れの嵐のような天気なので駅に近いのは助かる。
バブルの頃、川崎駅周辺にまとまってビルが建ったが、そのうちの一つだ。
川崎が、今のようなきれいな街になったのは、安定成長期、そして特にバブルの頃なので、この川崎駅前タワー・リバークも川崎では、もはや古株ということだ。
もともと川崎は、西口に工場、東口は下町の商店街や歓楽街、といった街だった。
現在では、西口は工場が次々と再開発され、新興都市になっている。また、JRの川崎駅と東側の京浜急行の川崎駅の間には高層ビルが建ち並び、そして、東口は、普通の地方都市の繁華街、という感じだろうか。
昔のイメージと今のイメージがこれほど急激に変わった街を他に知らない。
川崎というと、自分の年代だと、京浜工業地帯、あるいは下町、というイメージが強い。
しかし、最近の川崎のイメージは高度成長期に誕生し拡大した多摩田園都市という山の手ニュータウンなのではないだろうか。
特にバブル期以降は、この山の手ニュータウンの影響が川崎の駅周辺を圧倒的に変貌させてきた。
さて、まずは川崎駅の東口に出てみる。京浜急行川崎駅の高架をくぐって繁華街へ向かうが、ますます雨と風は激しくなる。
まるで変貌続ける川崎の街のようだ、というとできすぎな表現だろうか。
(2006年12月記)