松戸駅東口(ライオンズステーションタワー松戸)

ライオンズステーションタワー松戸

ペデストリアンデッキの下をくぐりつつ、駅の東南方向へ歩く。
東部に広がる台地の崖下にライオンズステーションタワー松戸がある。
またその場所は、聖徳大学の手前にあるデパートの南側にあたる。
ちょっと駅から離れているのだが、なんと、この高層住宅までペデストリアンデッキが伸びているのだ。
ここもやっぱり、駅とペデストリアンデッキで直結していることを謳い文句にしているのでは、と勘繰ってしまう。
松戸は、江戸時代、五街道ではないが、水戸街道の宿場町であった。それ以前は、どうなっていたのかわからない。
西口には、松戸神社があり、陣屋口橋というのもある。他にも寺がいくつかある。
また、町名も本町なので、かつての松戸の中心だったのだろう。
もっとも、今の松戸駅とあまり離れていない。大きな宿場町ではなかったので、松戸駅を近くに作れたのかもしれない。
その後、高度成長期以降になるが、常磐線沿線は、市街地が爆発的に拡大していく。松戸の街もそれに合わせて大きくなったことだろう。
しかし、西口はすでに市街化しているし、東口は崖になっている。北口は、常盤平に向かう台地になる。さらに北松戸は工場地帯だし。
だからだろうか、広がることが出来ずに、ぎっしりと建て込んだ街になっている。
そんな街にも、夕暮れ時、徐々に日没が迫りつつある。あちらこちらで灯りがともりはじめている。
郊外の都市ということで、都心からの帰宅が始まったのかな。あるいは買物客かな。
暗くなってなお賑やかになっていくような気がする。
こちらは逆にこの街から離れて、これから都心に向かうにだが、なぜか離れがたいような気分だ。
(2006年12月記)