JR川崎駅東口(興和川崎東口ビル)

興和川崎東口ビル

さらにその南には興和川崎東口ビルがある。バブルの頃、竣工している。
ということで、JR川崎駅と京浜急行の川崎駅の間には、川崎駅前タワー・リバーク、川崎日航ホテル、そして、興和川崎東口ビルの3棟の高層ビルがあるということになる。
いまのところ、もうこれ以上この一帯に高層ビルの建つ予定はないが、先のことはわからない。
京浜急行の高架を挟んで東側にラチッタデッラ、という商業施設だかショッピングセンターだかテーマパークだかがある。
別に興味はないが、その施設の一角にクラブチッタ川崎というでかいライブハウスがある。そのライブハウスは、興和川崎東口ビルと同じ時期にオープンしている。(前年には自称日本初のシネマコンプレックスもオープンしている)
川崎のチネチッタが作ったのだが、「チネチッタ」というのは、錦糸町の「東京楽天地」みたいなものだろう。
その当時、オールスタンディングのコンサート会場というのは画期的だったと思う。(ライブハウスとコンサート会場は厳密にどう違うのか不明だけど)
今では、コンサートというと座席があっても結局、オールスタンディングになってしまうから、ライブハウスと同じになってしまう。だから、最初からオールスタンディングのコンサート会場、ということにしてしまえばよいわけだ。
では、オールスタンディングというのは、どういう意味があるんだろう。
なんでもバブルに結びつけたくはないけど、バブル期以前のコンサート風景と以降のコンサート風景は、残っている映像を見ても、かなり違っているので興味深い。
例えば、バブル期以前のコンサート風景は、客はただの観衆で見ていたり聴いていたりするだけだ。今のコンサート風景は、巨大なライブハウスみたいで一体になっている。だからオールスタンディングになってしまうのだろう。
そういえば、バブル期と同じ時期にバンドブームなんてあったなあ。あるいはジュリアナ東京のディスコブームなんて関係があったのかもしれない。
でも、なぜ川崎の地にオールスタンディングのコンサート会場やシネマコンプレックスが登場したのだろうか。
(2006年12月記)