中央区汐留北東部(汐留浜離宮計画ビル)

汐留浜離宮計画ビル

春日通りの富坂を下り、東京ドームの北側の後楽園駅から丸ノ内線に乗る。
丸ノ内線で東京駅、山手線に乗換え新橋駅で下車。
浜離宮の近くまで東へ歩く。
大通り、および高速道路の高架を挟んで汐留シオサイトの北側に汐留浜離宮計画ビルの工事現場がある。
すぐ南側には、浜離宮が広がり、南東側には築地市場がある。
ここまで来ると、もう海の存在を肌で感じてしまう。
東京が、水の都であり、海洋都市、という側面があることを実感してしまうのだが。
しかし、汐留シオサイトのような高層ビル群がいかにウォーターフロント開発として水辺にあろうと、あまり水の都とも感じられない。
たぶん、ビルが山の手の代替物だからなのかもしれない。
それはそれとして、汐留シオサイトのビル群は、徐々に北側に拡大していくようだ。
汐留浜離宮計画ビルも、銀座や築地のビル、というよりも汐留シオサイトのビルという感じだし。
そして、その拡大は、築地市場にも及ぶのかもしれない。築地市場が移転した後の跡地はどうなるのかわからないけど。
あるいは、築地市場が移転するとかどうとかではなくて、汐留シオサイトが拡大する、という流れの方が強いのかもしれない。
そういうことはかなり先のことなので、考えても仕方ないが、そんなことよりも、浜離宮築地市場の間を流れている(あるいは入り江なのかもしれないが)築地川のめちゃくちゃな汚れをなんとかした方がいいのではないだろうか。
あのような光景を目の当たりにすると、築地市場がこの場所にあり続けるのは、少し無理があるのかもしれない、と思ってしまうけど。
(2007年3月記)