川口駅東口(オーベルタワー川口コラージュ)

オーベルタワー川口コラージュ

ペデストリアンデッキをそのまま東に歩けば、川口駅の東口に出る。
ペデストリアンデッキから下り、線路沿いに南へ歩くとオーベルタワー川口コラージュがある。
CUPO・LA(キュポ・ラ)と呼ばれるごく最近できた再開発施設群の中の一つであるらしい。
こちらも駅とペデストリアンデッキで結ばれているらしく、西口と同じような感じになったわけだ。
川口駅東口には、バブルの頃、川口そごうが開店している。それ以前からそうなのかわからないが、ターミナル駅でもないのに駅前は賑やかだ。
鋳物工場がたくさんあった頃からある程度、賑やかだったのだろうけど、今の賑やかさは高層住宅のおかげかな。
そこへCUPO・LA(キュポ・ラ)が加わるので、ますます賑やかになるだろう。
このCUPO・LA(キュポ・ラ)という名前は、鋳物を作るとき、鉄を溶かしていた円筒形の炉、キューポラからなんだろうけど、「CUPO・LA(キュポ・ラ)」という風になると、ずいぶんおしゃれな感じになる。
だが、この鋳物工場の溶鉱炉キューポラと呼んでいたのは、なんでだかわからない。形からなのだろうけど、それ以上の意味を感じてしまう。
もともとキューポラとは、建築物の丸屋根、ドームのことなのだ。
代表的なものとしては、ロシア正教の教会の球状の屋根がある。ロシアの伝統的な風景には欠かせない建築様式だ。
たとえば、昔のソビエト連邦クレムリン宮殿のニュース映像を思い出してしまう。(今でも建物はあるだろうけど)
現代の川口のCUPO・LA(キュポ・ラ)は、果たして何をイメージするのだろうか。
(2007年3月記)