横浜駅東口ポートサイド(ザ・ヨコハマタワーズ)

ザ・ヨコハマタワーズ

通りを挟んで、バブルの遺産だった三菱重工横浜ポートサイドビルとアルテ横浜の北側には、ツイン高層ビルのザ・ヨコハマタワーズがある。(イースト棟とウエスト棟の2棟で構成されている)
バブル崩壊後の失われた10年を経て建った高層ビルというのは、どうしてこうも皆、巨大なのだろう。
とくに高層住宅は、これまでとは比べ物にならないほどだ。
さらに、どこも同じように静かでがらんとしている。
これでは、品川あたりの高層住宅群と変わらない。せっかく横浜に来た、という感じがしないなあ。
横浜、というと東京から見て、一番近い他者、という気がする。
さいたま市千葉市、あるいは川崎市では、東京の方がはるかに巨大なので、結局は東京の郊外でしかない。
だが、横浜は、ある程度、規模も大きいので、東京からは自立しているように見える。
だから、東京から30分ぐらいで横浜には着いてしまうのだが、横浜に行くと、旅行気分、観光気分を味わえるのではないだろうか。
自分は、学生の頃、一時期、川崎の学校に通っていたことがある。
その学校で、昼の弁当を忘れた学生がいて、どうしたかと思うと、来る途中に、崎陽軒のしゅうまい弁当を買ってきていた。
その学生は、横浜方面から通学していたのだが、なんだかおかしくて、今でも記憶に残っている。
しかし、今のように、高層住宅ばかりぼこぼこ建てていると、なんだか東京都心のベットタウンになっていくような気がする。
品川も横浜も変わらなくなってしまうのだ。
だから、せめてリゾート地ではあった方がいいのかな。そうなれば、高層住宅もリゾートマンション、ということにすればいいし。
(2007年3月記)