横浜駅東口(スカイビル)

スカイビル

横浜駅西口駅前に戻り、地下街を通って、横浜駅東口へ。
頭上に高層道路の高架が走る大通り、第一京浜の東側、そして横浜そごうの南側にスカイビルがある。
この第一京浜の東側は、南北から流れてくる川が合流する地点になっており、河口に突き出た岬のようになっている。
その突き出た岬部分に横浜そごうとスカイビルがある、ということだ。
合流地点の東側に南北に伸びるみなとみらい大橋が架かっているので、その橋から横浜そごうとスカイビルのパノラマが楽しめる。そして、夕暮れ時は、建物に照明が灯るので、本当に美しい光景が展開される。
横浜駅の西口は、発展のしようがないので、その分、東側に駅が拡大したようだ。
横浜駅から地下街を東に進むと横浜そごうとスカイビルまでも行けてしまうので横浜駅の拡大ととらえていいだろう。
その拡大の仕方は、みなとみらいと同じなのかもしれない。つまりウォーターフロントの再開発ということだ。
たしか、横浜そごうは、バブルの初期、日本最大級のデパートとして華々しく開店している。バブルの歴史における最初の重要なページとなるのかな。
さらに、バブルが崩壊した頃、横浜そごうの南側にスカイビルが竣工している。
そして、結局、バブルが崩壊した後の失われた10年。そごうは、倒産してしまった。
倒産したからといっても店がなくなるわけでもないので、まだ横浜そごうは存続している。(実際に消滅してしまったそごうの店舗も多くあるのだが)
この水辺に浮かぶように見える巨大な建築群もバブルの遺産なわけだけど、夕暮れ時を彩るこの美しい景色は、今も残っている。
残っているどころか、再び、このウォーターフロントは、拡大を始めている。
(2007年3月記)