みなとみらい線元町中華街駅(グローリオタワー元町)

グローリオタワー元町

高田馬場から山手線。渋谷駅で東急東横線に乗り換える。
みなとみらい線にはそのまま乗っていれば直通する。
さすがに横浜から先はそんなに混んでいない。観光客しかいないのだろうなあ。
町中華街駅で下車。地上に出てみるとやはり観光客しかいない。
海が近いせいかどうかわからないが、太陽の光が溢れているような気がする。(この日は曇りだったが)
空気がなんとなくリゾート地みたいで開放的な感じがするのだ。
そんな中に高層住宅が並ぶように建っている。
一番南東側にはグローリオタワー元町がある。
少し近くに高速道路の高架が東西に伸びているがあまり気にはならないだろう。
北東側には横浜港と山下公園、南西側には中華街が広がる。
また、高速道路の高架の南側は、山手町、横浜屈指の山の手がある。
外人墓地やフェリス女学院があるところだ。
山の手が山手町でその麓の低地、下町が山下町という実にわかりやすい地名になっている。
横浜開港後は、この山の手に欧米人が住んだようだ。
麓の低地には、同じ外国人だが、中国人が住み、中華街ができる。
山の手と下町という峻別がなされていて、なんだか寒々しい。横浜が黒澤明の映画「天国と地獄」の舞台になったのもわかる。
そして、現代の格差社会の到来である。
下町の横浜中華街は完全にテーマパーク化され観光地となり、そして近くに高層のリゾートマンションが林立する。
山の手が進出してきたのである。
(2007年3月記)