南武線向河原駅西口(NEC玉川ルネッサンスシティ サウスタワー)

NEC玉川ルネッサンスシティ サウスタワ

NEC玉川ルネッサンスシティ ノースタワーの南側にNEC玉川ルネッサンスシティ サウスタワーがある。
今は、ツインの高層ビルだが、最初はこのビルだけだった。
バブルが崩壊した後の失われた10年の頃、竣工している。
田んぼと工場しかないところに忽然と高層ビルが建ったので驚いたが。
そして、こんなところに高層オフィスビルなんて建てて大丈夫なんだろうかと思ったりもした。
だが、そのようなことはいらぬ心配だったどころか、逆に今は先見の明のあったことに驚いている。
今や、西側は、巨大な高層住宅がどんどん建設中でNEC玉川ルネッサンスシティも、もはやビル群の中に埋没して目立たなくなりつつある。
本当に変わったものだ。
ちょっと前は、田んぼには青々としたイネが揺れ、水路があちこちに伸びていて、カエルの鳴き声が聞こえる、そんなような感じだったのに。
そこに高層ビルが一棟建ったとしても、珍しい光景というだけだったのだが。
西側には横須賀線が南北に伸びている。
多摩川を鉄橋で越え、武蔵小杉に差し掛かったところで南にぐっと曲っていくのだが。
その横須賀線にも再来年ぐらいに駅が設置されるらしい。
東急東横線南武線武蔵小杉駅とはかなり離れているが、とりあえずNEC玉川ルネッサンスシティの最寄り駅になる。
やはり先見の明はこんなところにもある、ということか。
横須賀線の新駅は向河原駅の駅が一番近いのだろうけど、接続駅としてはあまり意味がないだろう。
武蔵小杉から東急東横線南武線や、そして横須賀線が選べる、そこに意味があると思うのだが。
この先、どうなるのかわからないけど、はっきりわかることは川崎の北部の中心が武蔵小杉になっていくことだけかな。
(2007年4月記)