南武線鹿島田駅西口(パークシティ新川崎西三番街D棟)

パークシティ新川崎西三番街D棟

鹿島田駅西口の新川崎三井ビルの南側には高層住宅群が広がる。
その中に、パークシティ新川崎西三番街D棟、そして、パークシティ新川崎東二番街G棟がある。
こちらもバブルの頃に竣工している。新川崎三井ビルと同じく日立製作所の工場跡地を再開発して建ったのでセットということだろう。
そして、本当は、川崎の新都心として、さらに再開発は進み、川崎球場も移転してくるはずだったらしいが、すべては実現しなかった。
もっとも、そうだとすると、なるほど、新川崎というのは、川崎の副都心、という意味もあったのだろうか。
位置的に見ると、横須賀線南武線と川崎までほぼ平行して伸びているので、川崎の南部と新川崎まではくっつきそうに見える。
ずっと先のことを考えると、そうなるのかもしれないけど。ただ、現状は無理があるだろうな。
だいたい横須賀線は、新川崎を出れば次は横浜か西大井になっていて、ぜんぜん川崎とは関係ないのだ。
横須賀線は、横浜を出てしばらくすると、鶴見川を渡り、北に針路を変える。
するとすぐに西側に線路に沿うようにして広大な原っぱが広がっている。
まさにバブルの夢の跡だ。
この広い原っぱを越えるための跨線橋がとてつもなく長いし。
なにかこの南北に伸びる帯状の広大な原っぱが、西側の山の手、日吉と東側の下町とを分けているようにも見える。
そして、この原っぱがやっぱりそれなりに再開発され市街地化されると、その西側の下町も、変化の波にさらされるのかもしれない。
まだまだ先のことなのだが。
(2007年4月記)