田園都市線すずかけ台駅東側(東京工業大学すずかけ台キャンパス高層

東京工業大学すずかけ台キャンパス高層

高田馬場駅から山手線で渋谷駅へ。
田園都市線に乗り換える。
地下鉄半蔵門線から続くトンネルを抜けるといきなり二子玉川に出る。
まさに田園都市の入口としては相応しい光景だ。
多摩川を越え、最近めっきりおしゃれになった溝の口を過ぎると、山の手田園都市へと入っていく。
郊外の市街地なのに起伏に富んだ地形で緑が多い。
なんだか外国のような気がしてくる。車窓の景色も美しい。
長津田を通り、すずかけ台駅へ。
新緑の緑が輝いていて本当に眩しいぐらいだ。
すぐ東側を幹線道路の246号線が通っているのだが、高台の上を通っていて、後で地図を見て、初めて気付いたぐらいだ。
住環境と交通量の多い道路とが注意深く区分けされているからだろう。
その246号線の下をトンネルで抜け東側へ。
まるでどこかの避暑地の隠れ里みたいな東京工業大学すずかけ台キャンパスが広がる。
キャンパスの中も緑が多い。
その中に東京工業大学すずかけ台キャンパス高層校舎がある。
すずかけ台の駅名は、本当は南つくし野だったが、東京工業大学の意向によりすずかけ台になったらしい。
すずかけとは、プラタナスのことで、プラタナスの木陰で古代ギリシア哲学者がしばしば講義したということだ。そういうわけで、駅名がすずかけ台になったのだが。
この静かで眩しいような新緑の中にいると、プラタナスでもなんでもいいような気がするなあ。
こんなところにずっといたら、ギリシア哲学がなくとも、人生観が変わってしまいそうだ。
(2007年4月記)