相鉄線平沼橋駅西口(ヨコハマタワーリングスクエア)

ヨコハマタワーリングスクエア

平塚駅に戻り東海道線に乗る。
平塚から横浜まで30分だ。
ということは、横浜から都心まで30分なので、平塚から都心までは1時間なのだ。
横浜駅相鉄線に乗り換える。
横浜から先は、東海道線はリゾート路線、京浜急行は下町路線、そして相鉄線は郊外路線のようだ。
平沼橋で降りる。
もっとも、相鉄線平沼橋駅、西横浜駅までは東海道線に平行しているのだが。
駅北口に出ると西側にヨコハマタワーリングスクエアがある。
The East、The Westの2棟の高層住宅からなる。
まわりにはまるで何にもない。
あるのは工場ぐらいだろうか。
北側には東西に帷子川が流れている。
横浜が開港し、近代工業立国を目指していた頃は帷子川の流域には工場が多かったそうだ。
高度経済成長を経て、工場がいらなくなると、再開発が始まる。
ヨコハマタワーリングスクエアもそのようにして完成したのだが、竣工したのはごく最近のことだ。
バブルの頃は、みなみとみらいで大規模な再開発が行われていたが、横浜の西側は忘れられたままだった。
今でも忘れられているのだが、都心集積化の波を受けて、再開発が始まったのかな。
そうなると、東海道線では横浜の次の駅が保土ヶ谷なのに相鉄線には、その間に西横浜駅とこの平沼橋駅があって、先見の明があったわけではないのだろうが、いい場所に駅があったことになる。
それにしても本当になんにもない駅前だなあ。商店街もない。横浜がすぐ近くなのでいらないといえばそれだけなのだが。
残っている工場もなくなり、再開発されて住宅棟が建ち並ぶのかどうだかわからないけど、もしそうなれば、ショッピングセンターぐらいはできるはずだ。
逆になにもない、ということも静かでいいのかもしれない。
(2007年4月記)