五反田駅東口(東五反田二丁目第2地区住宅棟)

東五反田二丁目第2地区住宅棟

東五反田二丁目再開発の南側には、東五反田二丁目第2地区住宅棟が工事中だ。
最近は皆そうだが、ツインビルになると、業務棟が小さくて住宅棟が大きくなる。
西隣では、東五反田二丁目計画(ボウリング場跡地)が工事中でこちらも高層住宅が建つ予定だ。
すぐ南側には目黒川が流れている。
その目黒川の対岸、南側には大崎一丁目の高層ビル群ができあがったばかりだ。
この場所に立っていると、大崎にいるんだと思ってしまうが、実は五反田の近くなのである。
でも、やはり雰囲気的には大崎のビル群、というところかな。
以前は、どこかの社員寮かなんかあったと思うが。その他はもうだいぶ前から更地だったけど。
ちょっと前の地図を見ると、バブルの頃までは、まだ工場らしきものが見られる。
明治時代になり、近代工業立国を目指していた頃は、貿易港の近くの川沿いは工場地帯になっていたようだ。
高度経済成長を達成し、工場はいらなくなってしまった。
そして、バブル崩壊後、失われた10年を経て、都心集積化、ということでビルがどんどん建っている。
そうして続々とできあがったビルには、高度成長期の西新宿高層ビル街のような圧倒するような迫力や、バブルの頃のような派手さはない。
しかし、妙に洗練されたデザインのビルが多い。ちょっと近寄りがたい感じだ。
そして、五反田もそのようなビルが押し寄せて、近寄りがたい街になってしまうのだろうか。
ちょっと庶民的な池上線とその発着駅のある東急デパートで勢いは止まるような気もするけど。
(2007年5月記)