小田急線本厚木駅南口(厚木アクストメインタワー)

厚木アクストメインタワー

てくてくと歩き伊勢原駅に戻る。
バスにしようかと思ったが、こういうところはクルマ社会なので、たいてい、バスも便数が少ないのだ。(確かめていないけど)
再び、小田急線に乗る。まわりは完全に農村なのに、鉄道路線だけ通勤電車というのも妙だが、助かる。
本厚木駅で降りる。
北口はちょっとした繁華街だが、南口は静かな住宅街になっている。
南口へ出て、まっすぐ南へ伸びる道へ。
両側には住宅地が広がっている。
突き当たったところで西へ。そしてまた南へ。南を目指してひたすら歩く。
もう住宅も点在するぐらい。畑と空地と工場が広がる。
やがて厚木インターチェンジ。交通量の多い129号線も通っている。もう完全なクルマ社会だ。
そして、いたるところラブホテルだらけ。
そんな中、厚木インターチェンジのすぐ近く、東名高速道路の南側に厚木アクストメインタワーがある。
まわりは更地も多く、がらんとしている。これはバスを期待しなくてよかった。
なにか商業施設があったり、高層住宅があったりするような、独立した街にはなっていない。
ひたすら何もなくて、その中に記念碑みたいにビルが建っているだけなのだ。
都心とは東名高速道路で直結している、ただそれだけの高層ビルのようである。
バブルが崩壊した頃に建っているので、バブルの遺産なのだろうけど。
見渡す限り、クルマと交通量の多い道路。更地と荒地と工場。
点在する住宅地。そしてやたらとたくさんあるラブホテル。
まさに、バブルの記念碑としてはふさわしいのかもしれないな。
すぐに本厚木駅を目指して歩く。
(2007年5月記)