京葉線新浦安駅南口(エアレジデンス新浦安)

エアレジデンス新浦安

新浦安センタービルディングの南東側にエアレジデンス新浦安がある。
EAST棟、WEST棟のツインの高層住宅となっている。
最近、あちこちで建てられている、駅前の高層住宅の一つだろう。
浦安の沿岸の埋立地東京ディズニーランドが開園し、数年してバブルがやってきて、その中で京葉線が開通する。
ついでに葛西臨海公園なども開園している。
このままリゾート地になるのかと思ったら、バブルが崩壊してしまうのだ。
そして後に残されたのは、都心にも東京湾にもアーバンリゾート地にも近い住宅地、ということになる。
そして、失われた10年の後の都心集積化の波を受けて、駅近くに高層住宅が建ったのだろう。
バブルの頃に何度か来たことがあるけど、なんか背伸びした豪華さ、映画のセットみたいなチープさがあって、見物するにはおもしろかったけどなあ。
あの頃から十数年経つのか。
今、来てみると、ずいぶんと洗練されて、人工的な山の手のような雰囲気になっているのだ。
北側の東西線沿線の浦安とは対照的だ。
湾岸だし、都心には近いし、近場リゾート地でもあるし。そうなっていくのは当然のことなのだろうか。
でも、なぜか、バブルの頃に来た時の新浦安が懐かしくなる。
浦安の海岸の埋立地に、何から何まで新しくできていく。
そこにはまるで、山の手とかそんなものはなかったからだろうか。
だから、北側のもとの浦安とは関係なくなって、京葉線で都心に直結する街になってしまったのかもしれない。
(2007年5月記)