京葉線新浦安駅南口(ホテルエミオン東京ベイ)

ホテルエミオン東京ベイ

駅南口のショッピングセンターのわきを抜け、南東方向にまっすぐ伸びる大通り、シンボルロードを歩いて南へ。
本当に日本じゃないみたいだ。広々として、公園も多くて。歩いていても実に気持ちがいいなあ。
しばらく歩いて行くと、ホテルエミオン東京ベイがある。
このホテル棟のデザインも外国のリゾート地を感じさせる。
そもそも、なんで団地群の中に、このようなどこから見てもリゾートホテルにしか見えないホテルがあるのだろう、という疑問は、ここまで歩いて来ると、まったく沸き起こらない。
どう見ても、まわりは住宅地じゃなくて、海岸近くの別荘地だ。
北東側に、埋立てられずに残された三番瀬という遠浅の海岸があるが、そこが埋立てられていたら、このリゾート住宅地の価値も半減してしまっただろうな。
それはそれとしても、このような環境の中で暮らす、というのはちょっと想像も出来ない。
都心には近いし、京葉線が直結している。ショッピングセンターもあるし、東京ディズニーランドも近い。
住んでいる、というのとリゾート地に滞在している、というのが一緒なのだ。
もし足りないものがあるとすると、観光地にはたいていある伝統、歴史みたいなものだろう。
横浜でいえば、中華街や山下公園、山手町にあたるものなのかな。
でも、新しい埋立地なのであるわけもないのだろうか。
そういうときは、かつての漁師町の浦安や、高度成長期前の下町の浦安の歴史テーマパークでも作ればいいのかな。
遠浅の海岸、三番瀬も残っていることだし。
(2007年5月記)