総武線千葉駅南口(センシティタワー)

センシティタワー

ユーカリが丘駅に戻り、京成線に乗る。
京成津田沼駅京成千葉線に乗り換える。
京成千葉駅で降りる。なんで千葉に行くのがこんなに面倒なのだろう。
千葉県なのに千葉にいけない、というのは不便じゃないのかな。
やっぱり、勝田台から東葉高速鉄道が四街道あたりまで延伸するしかないのかな。
実現の見込みはほぼないだろうけど。
それよりも、千葉都市モノレールユーカリが丘駅まで延伸すれば、利用する客がけっこういるような気もする。
もっともこちらは、実現どころか予定もないのだが。
京成千葉駅の南側にはセンシティタワーがある。
竣工は、バブルの終わり頃だ。だからバブルの遺産ということになる。
千葉駅周辺も地方都市から一気に都心に対する郊外都市へと変貌したようだが、南側を見ると、なんだか尻切れトンボだったかもしれない。
たしか、センシティタワーが建った頃に千葉市政令指定都市になっている。
その前から千葉都市モノレールが延伸を続けており、バブルの頃の盛り上がりと千葉市の再開発は一体になっていたなあ。
郊外には整備された新興住宅が広がり、道路の上をゆっくりと公共交通機関であるモノレールが走る。
まさに近未来的だったのだが。
今は都心集積化の時代になってしまった。モノレールが路線を延ばすということは、もうないだろう。
閑静な住宅街はやっぱり山の手だけかな。それならモノレールはいらない、ということだし。
発展するのも駅近くだけ。それ以外は寂れていくままなのだ。
センシティタワーを見上げると、やはりこのビルは、バブルの遺産だったと思ってしまう。
(2007年5月記)