京浜急行浦賀駅(ライオンズヒルズ横須賀浦賀)

ライオンズヒルズ横須賀浦賀

高田馬場から山手線、品川で京浜急行に乗り換える。
乗っていつも感じるのだが、京浜急行は速い。速度的に本当に速いかどうかわからないけど、特急(いろんな種類の特急があるのでどれだかわからない)に乗って横浜方面に行きたいときは、すぐ乗れるし、各停に乗って北品川に行きたいときにも、すぐに乗れる。
緩急接続が非常にうまくいっているのだろう。
快速の停まる駅には、常に各停が待っていてくれる。
私鉄だと、こういうことができるのは、東急ぐらいだろうか。
列車は、改良工事中の蒲田を過ぎ、多摩川を渡って川崎を過ぎ、もう横浜に着いてしまう。
横浜を出ると、ちょっと下町っぽいところ走っていく。大岡川沿いだからだろうか。
上大岡を過ぎると丘陵地に入っていく。
丘陵地を突き抜けてひたすら南へと走っていく。丘陵地だが、京浜急行が通勤路線のために、びっしりと家々が建て込んでいる。
そして、列車は三浦半島に入る。まわりは山間部なのに、海を感じるという、独特の雰囲気だ。
堀ノ内駅から浦賀行きの車両に乗り換える。
やっと浦賀へ降り立つ。京浜急行が速いからとはいえ、やはり遠いなあ。
浦賀湾が駅近くまで深く切れ込み、その両脇は崖になっている。
一瞬、西側の崖か東側の崖か迷ったのだが。
東側の観音崎通りを少し歩く。
海に面した崖にもたれるようにライオンズヒルズ横須賀浦賀がある。
崖下からだと、建物の高さが高い、という高層住宅のようだ。
竣工はバブルの終わりごろである。
こんな妙なところに高層住宅が建つ、なんてことは、バブルの頃以外は、もうありえないだろうな。
だんだん日没も近くなってきた。
崖に挟まれた狭い入り江になっているからだろうか、日が陰るのも早いような気がするなあ。
来たばかりだが、もう帰るしかない。
(2007年5月記)