金沢シーサイドライン産業振興センター駅(横浜金沢ハイテクセンター

横浜金沢ハイテクセンター

逸見駅京浜急行に乗る。金沢八景駅で降りる。
山が海まで迫り、山森の濃い緑と真っ青な海が美しいコントラストを生み出している。風光明媚な港町、という感じだ。
少し東側に歩く。もう海岸、という場所に金沢シーサイドラインの発着駅、金沢八景駅がある。
本当は、京浜急行の駅と接着するはずだったようだが、いまだに実現していない。
金沢シーサイドラインの高架は入り江を横切り、東へ伸びている。
この日は、横浜あたりでもう気になっていたのだが、海面のあちこちにクラゲが大量に漂っていて、ちょっと気味が悪かったのだが。
金沢八景の海岸にもやっぱりクラゲがたくさんいた。
金沢シーサイドラインは、八景島シーパラダイスを通過し、向きを北へ変える。
埋立地の新しい工場地帯に入っていく。
産業振興センター駅で降りる。
近くには横浜金沢ハイテクセンターがある。
この高層ビルも埋立地金沢シーサイドラインもバブルの産物である。
そして、さっき通ってきた八景島シーパラダイスもまたバブルの産物かもしれない。
その頃、何度か訪れて、金沢シーサイドラインにも乗ったものだ。
今、またかなりひさしぶりに来ているわけだが、休日のためかこの広大な人工的空間には誰もいない。がらんとしている。
バブルの頃から見れば、こんなはずじゃないのだろうが。
でも、バブルのその先の未来は、立ち往生し、一歩も進まない。当たり前か。
まるで、金沢シーサイドラインが、京浜急行の駅の手前で延伸できなくて、立ち往生してそのままなのと同じなのかもしれない。
もっとも、八景島シーパラダイスは家族連れで賑わっているし、金沢シーサイドラインも便利だし。
遺産を残してくれた、ということでいいのかもしれない。
(2007年6月記)