京浜急行能見台駅西口(シティタワー横浜サウス・ビーコンヒル能見台

シティタワー横浜サウス・ビーコンヒル

産業振興センター駅でまた金沢シーサイドラインに乗り、金沢八景駅へ戻る。
海面にはまだ大量のクラゲがふわふわと浮いている。
京浜急行金沢八景駅へ。そしてまた京浜急行に乗る。能見台駅で降りる。
西口へ出て、南へ歩く。
駅前は普通の郊外の感じだが、南側一帯は、新しい集合住宅のビル群が広がっている。
その中に、シティタワー横浜サウス・ビーコンヒル能見台がある。
地名の能見台は、南西方向にある、見晴らしのいい高台にあった能見堂から、ということらしい。
もっとも、能見台駅はそれほど見晴らしがいいとも思えないけど。
もともとは谷津坂駅、といったらしいが、高度成長期の後の安定期の頃、能見台駅、という駅名になっている。
駅名だけ見ると、いかにも風光明媚な景勝地、という感じだが。
そういうわけで、高度成長期が終わると、都心部に対する郊外住宅地へと変貌したわけである。
日本中のあちこちが通ってきた道だ。
そしてバブルが崩壊し、失われた10年を経て、都心集積の現代に至る。
能見台駅近くの集合住宅も最近、あちこちにできている、駅近くの高層住宅の一つだろう。
また、そのような集合住宅地を見ているといつも感じるが、まわりとは隔絶しているような気がするのだ。
まるで、SFの中にでてくるコロニーのような感じだ。
そしてまわりとは隔絶しているのに、駅近くなので都心とは直結しているのである。
もっとも、別に見晴らしがいいわけでもない、能見台とは隔絶していようがいまいが、どうでもいいのかもしれないなあ。
(2007年6月記)