みなとみらい線元町・中華街駅北口(ホテルニューグランド)

ホテルニューグランド

高田馬場駅から山手線で渋谷駅へ。
東急東横線に乗り換える。
みなとみらい線に直通しているのでそのまま乗っていれば、元町・中華街駅へ着く。
元町・中華街駅から地上に出ると、相変わらずのリゾートな雰囲気でいっぱいだ。
この日もあんまり天気はいいほうじゃなかったが、明るくてすがすがしい気分にさせてくれる。
北側に歩いて行くともう横浜港になるが、海岸に沿って山下公園があり、その山下公園を見渡すような位置にホテルニューグランドがある。
バブルの終わり頃にオープンしている。
横浜のリゾートホテルとしては、最高の立地条件を満たしているような気がする。
と思いつつ、すぐにUターンして元町・中華街駅へ戻ってしまうのだが。
山下公園には、バブルの頃に何度か、そして学生の頃に一度行っただろうか。
もともと、山下公園は、関東大震災の瓦礫で海岸を埋め立て、昭和の初め頃に完成したらしい。
臨海公園第1号を自称しているようだが、その当時から、海岸に公園があるのは珍しくはない。しかし、都会の中で海岸や港をテーマにした臨海公園、ということなら、やはり、山下公園が日本で臨海公園の最初であった、という考えは、妥当ではないかと思う。
大桟橋に接岸する大きな客船。その客船が運んでくるエキゾチックな旅情感溢れる雰囲気。
港の雄大な風景。時に強く吹き付ける潮風。カモメの鳴き声が響き渡る。
はるか海の果てに消え去ろうとする船。どんな航海が待ち受けているのだろうか、こちらの胸まで熱くなるような感じがする。
今現在でも、こんな臨海公園、自分は山下公園以外では知らないのだが。
バブルの頃以前に何回か訪れたのは、いい思い出になったのかもしれないなあ。
落ち着いたら、また、ゆっくり訪れてみたいけど、もうそんなことはないだろう。
せめて、思い出になったことを、運命に感謝するしかない。
(2007年6月記)