京浜急行神奈川新町駅南口(テクノウェーブ100)

テクノウェーブ100

ニューステージ横浜の北側には、テクノウェーブ100がある。
この高層ビルもバブルの勢いで建ってしまったようだ。
すぐ北側は、首都高横羽線の高架と運河がある。
ニューステージ横浜もそうだが、テクノウェーブ100は、全面ガラスで覆われ、バブルの頃の高層ビルとしては、シンプルなデザインだ。
だからだろうか、なお一層、まわりの寂れた街並みとは対照的に見えてしまう。
だが、南側を通っている貨物線は、桜木町から都心の品川まで伸びているのだが、その貨物線が通勤路線、京浜湾岸線に変われば、一体はがらりと変わってしまうだろう。
東高島貨物駅が当然、東高島駅になるだろうから、距離的にみて、ニューステージ横浜とテクノウェーブ100の近くに、東高島駅の隣駅ができてもおかしくはないはずだ。
コットンハーバータワーズの北側が、東高島駅ならこちらの駅名は、新浦島町駅、とでも名付けるのかな。
もっとも、そんなことが実現するとは思えないけど。
ところで、浦島町、というと、なぜか、この地には、浦島伝説がある。
竜宮城から戻った浦島太郎は、両親がいたということだ(むろん帰ってきたときには亡くなっていたのだが)。そして、その両親のいた、現在の横浜市神奈川区白幡まで帰ってきた、というのだ。
今も浦島太郎の墓まで残っている。
荒唐無稽と笑うのもいいが、白幡、という地名は、新羅系の渡来人の入植地を思わせるし、すぐ東側には、古代では、一帯の中心地、鶴見がある。
そういったところから、伝説が生まれたのかもしれない。
それならば、浦島太郎終焉の地、として歴史テーマパークが作れるだろう。
もっとも、この寂れた街並みを見ていると、歴史テーマパークどころではないような気もする。
やっぱり、京浜湾岸線でも開通しないことには賑やかにはならないかな。
それこそ、荒唐無稽なお伽話かもしれない。
(2007年6月記)