みなとみらい線みなとみらい駅(ヨコハマグランドインターコンチネン

ヨコハマグランドインターコンチネンタ

南北に伸びる国際大通りの東側には、パシフィコ横浜がある。
みなとみらいの最東端で、その先はもう横浜港、海、ということになる。
その海に向かうようにして、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルがある。
まるで、岬に立つ灯台のようだ。
ビルのデザインも帆船のようで、一度見たら忘れないほど、特徴のあるデザインになっている。
まさに、バブルの頃を代表するような高層ビルだ。
さきほどのリゾートホテル風デザインのパンパシフィックホテル横浜と比較すると面白い。
桜木町駅を降り、動く歩道ランドマークプラザを通り、東へ。クィーンズスクエア横浜を抜けていくと、パシフィコ横浜。北側には、展示ホール。
そして、海に向かってヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルが建っている、という趣向なのかな。
まるで豪華絢爛の絵巻物、歩いて体験する、壮大な物語のようだ。
バブルの頃は、何回か訪れたことがある。
白亜の建築群は、それこそ、神秘的なギリシアの神殿みたい。
今でも印象深い思い出になっている。古代の遺跡めぐりのようだったなあ。
でも、リゾート地にした方が、お金にはなるだろう。
バブルの頃だからこそ、誕生したわけで、そうでなければ、とても実現することはないはずだ。
そういう意味では、やはり遺跡なのだ。
しかも、何年も経っていないのに、もはや遺跡になってしまったのだ。
もっとも、それがいいことなのか、よくないことなのか、ちょっとわからなくなる。
確かなのは、ずいぶんと寂しい話だ、ということだ。
(2007年6月記)