みなとみらい線みなとみらい駅(M.M.TOWERS FORESIS)

M.M.TOWERS FORESIS

武蔵小杉駅に戻り、再び、東急東横線に乗る。
横浜からはみなとみらい線になり、みなとみらい駅で降りる。
土地柄も違うし、風景も違うのだが、なんだか、武蔵小杉と同じだ。
こちらも、高層住宅が建ち並ぶ。そして、一帯で工事中である。
駅の北側には、幅広のいちょう通りが北東に伸び、さらにその北側に高層ビルが並ぶ。
駅を出るとちょうど交差点になっているのだが、その交差点の北西側には、みなとみらいミッドスクエア ザ・タワーレジデンスがあり、そして、北東側には、M.M.TOWERS FORESIS R棟、L棟(まだ工事中)がある。
2棟の楕円型の太い円柱のような建物が並んでいる。
みなとみらいミッドスクエア ザ・タワーレジデンスもそうなのだが、これらの高層ビルは、丸みがあるからなのか、なぜか巨大な重量感、あるいは存在感を受ける。
四角いと、逆にほっそりしているように見えるのだろうか。
とにかく、ものすごく巨木の丸太を思わせるのだ。
そして、この高層住宅の名前「M.M.TOWERS FORESIS」も「森林」という言葉からとられているらしい。
さらに、敷地には、樹木を多く植えるようだ。
何年かすれば、その樹木が生い茂り、素敵な森になることだろう。
その森の中に巨大な高層住宅があって、そこで暮らす、というわけか。
表現の仕方が違っているかもしれないけど、なんか、真冬の寒い時期に、室内の暖房を効かせまくった中で、冷たいアイスを楽しむような感じだろうか。
それはそれとして、埋立地が森になるというのは、いいことかもしれない。
同じバブルの湾岸再開発地、千葉の幕張も同じ道を歩んでいたっけ。
こうしてバブルの頃の未来の夢が、現実になってくると、結局は、落ち着くところに落ち着くのだろう。
未来の夢は夢でしかなかったというわけか。
森を作るために、わざわざ埋立地を作った、ということだ。
(2007年8月記)