みなとみらい線みなとみらい駅(横浜メディアタワー)

横浜メディアタワー

M.M.TOWERS FORESISの通りを挟んで南西側、みなとみらいミッドスクエア ザ・タワーレジデンスの北西側には、横浜メディアタワーがある。
バブルが崩壊した後の失われた10年の中で竣工している。
景気が悪い頃は、こういう公共性の高い建物が建つものなのだろうか。
横浜メディアタワーは、NTTの建物なのだが、屋上に異様なほど巨大な電波通信塔が聳え立っていて、よく目立つ。
主に携帯電話の通信に使われているらしいが、なんでみなとみらいにあるのかわからない。
みなとみらいの夜景を彩るイルミネーションには一役かっているようなのだが。
よく団地には、たいてい給水塔というものがあって、その団地のシンボル、とまではいかないが、団地には給水塔、という組み合わせは、ごくあたりまえの風景になっていると思う。
そして、日々、その団地の各家庭に水を供給しているのだ。
みなとみらいの横浜メディアタワーを見ていると、この団地の給水塔を思い浮かべてしまった。
みなとみらいのオフィスビル群や新しくできている高層住宅群にだけ、電波を供給しているわけではないんだろうけど。
ただ、昔のSFの世界なら、なんとなく、みなとみらい一帯に電波を放射して情報を供給しているように見えてしまう。
そして、横浜メディアタワーのまわりからは、通信の要として、見上げられたりする。
現実的にそんなことはないのだろう。
ひょっとしたら、行き当たりばったりで、更地を埋めるように、どんどん、高層ビルを建てていったら、巨大な電波通信塔を持つ高層ビルと高層住宅棟が隣り合わせになってしまった、なんてことはないのだろうなあ。
夜景を美しく彩る、とても大きなイルミネーションがある、と思えばいいのかな。
(2007年8月記)