南北線溜池山王駅(永田町二丁目計画)

永田町二丁目計画

麻布十番駅に戻り、今度は、南北線に乗る。
永田町駅で下車。
麻布十番は、地下鉄が開通して本当に便利な場所になったものだ。
永田町は、赤坂見附のある高台となっている。
そこから、南へ歩く。
溜池に向かって下り坂になっている。
東側は、国会議事堂などがあり、日本の政治の中心となっている。
だらだらと坂を下っていくのだが、まわりはどこも工事中だ。
都心集積化のさいたるものかもしれない。
総理大臣官邸近くまで下っていく。
そういえば、総理大臣官邸もちょっと前に新設されたんだっけ。
山王日枝神社の東側に永田町二丁目計画の工事現場がある。
以前は、キャピトル東急ホテルがあった。といっても、工事が完成したあかつきには、高層ビルになったキャピトル東急ホテルが現れるだけなんだけど。
高度成長期に東急がヒルトンホテルを招いて、日本で初の外資系の高級ホテルを開業させる。それが、キャピトル東急ホテル(当時は、東京ヒルトンホテル)、ということだ。
ビートルズなんかも来日したときには泊まったらしい。
そういえば、赤坂から山王日枝神社の後ろにそんな建物が見えていたような気もするが。興味もないし行ったこともないので、さっぱりわからないけど。
こうして、すっかり解体され、更地になったころに、初めて訪れる、というのも妙なことだ。
そういえば、キャピトル東急ホテルができる前は、有名な料亭「星岡茶寮」があったらしい。
美味しんぼに登場する海原雄山のモデル、北大路魯山人のお店だ。
東側には国会議事堂。南側には、総理大臣官邸。そして、赤坂からは、小高い丘の上にある山王日枝神社の裏側になる。
日本の中心地の奥座敷、という感じだろうか。
日本の政治の場にも、ちょっとはしゃれた高級ホテルでもあった方がいいかな、ということで、建つのだろうな。
(2007年8月記)