丸ノ内線西新宿駅(西新宿六丁目西第6地区)

西新宿六丁目西第6地区

踏切は結局、陸橋で越え、さらに北側に歩いていく。
甲州街道まで来て、北側に渡り、西新宿高層ビル街に入る。
ビル街の中を格子状に張り巡らされている大通りを歩いていく。
ビルなどを見ながら歩いているので、それほどでもないけど、結構な距離を歩いてきているなあ。
代々木駅から都営大江戸線都庁前駅まで行けばよかったかな。
東西に伸びる北通りまで辿り着き、西へ。
公園通りを過ぎると下り坂になる。神田川に向けての下り坂なのだが。
この下り坂の北側が、西新宿六丁目西地区、ということになる。
下り坂の途中で北に伸びる細い道に入る。
東側一帯は、広範囲で工事中となっている。
西新宿六丁目西第6地区の工事現場だ。
高層の住宅棟とそれより低い業務棟が建つ予定になっている。
一帯の南側は、駐車場になっていたが、北側は、原っぱになっていたっけ。
あの頃、たくさんいた野良猫たちは、いったいどこへ行ってしまったのだろう。
南側に新宿中央公園があるから、大丈夫だとは思うけど。
さらに細い道を北へ歩き、工事現場の北側に沿って今度は東へ。
坂を登っていくことになる。
登りきった地点から振り返ってみると、一帯の工事現場の全体が見渡せる。
そして、この一帯が、神田川に向かっての下り斜面、ということがよくわかる。
だから、西新宿高層高層ビル街、ではあるものの、神田川沿いのビル群、という区分けもあるかもしれない。
それだけ、西新宿高層ビル街が拡大してしまった、ということだ。
淀橋浄水場跡地に巨大なビルが建ちはじめた頃は、こんなところまで高層ビルが建つなんて想像もできなかっただろう。
そういった意味では、野良猫たちと境遇は同じなのかもしれない。
再び、さっきの疑問がよぎってしまう。
あのたくさんの野良猫たちは、本当にどこへいってしまったのかな。
(2007年9月記)