有楽町線豊洲駅(THE TOYOSU TOWER工事現場)

THE TOYOSU TOWER工事現場

橋の袂から来た道を少し戻る。
郊外型(郊外ではないけど)の大型ホームセンターと豊洲センタービルの間の道へ。
そのまま朝潮運河に沿うようにして北西へ歩いていく。
ちょっと前まで石川島播磨重工業の敷地だったなんて信じられない。
今はもう普通の更地が広がっているばかりだ。
だが、お店などはすでにいろいろと開店しており、訪れる客でたいへんな賑わいだ。
住宅地というよりもまるで観光地みたいだなあ。
公園の北側へ入ってみる。
ちょっと通りより奥なので、やや静かになる。さらに、日没も近いので余計静かだ。
どんどん朝潮運河に沿って北西に歩いて行くと小学校の北側にTHE TOYOSU TOWERの工事現場がある。
この高層住宅も運河沿い、ということになるのかな。
喧騒を離れ、THE TOYOSU TOWERの工事現場にも辿り着き、やっと一息つく。
今日は、とにかく厳しい残暑でまるで真夏のような一日だった。
でも、さすがに日も落ちてくると、涼しくなって落ち着いてくるなあ。秋を感じる。
夕暮れ時なので、すでに完成している低層の住宅棟には明かりが灯り始めている。
あらためて、ここは住宅地だと実感する。
再開発の熱気で、まわり中慌しい豊洲だが、大通りから奥に入ってくると、このように静かになるのだ。
さらに、あと何年かすると、住宅棟もすべて完成し、こんな夕暮れ時は、生活の明かりだけが静かに灯るのだろう。
そして、街は完成し、季節でいえば、秋を迎える、ということかな。
もっとも、もう、その頃になったら、豊洲を訪れることもないだろう。
とにかく、涼しくなったし、まわりも静かなので、やっと落ち着いた。
豊洲駅に向かって有楽町線で帰ることにする。
(2007年9月記)