山手線新橋駅東口(電通新社屋)

電通新社屋

東京駅に戻り、山手線に乗る。
新橋駅で降りる。
東側に出る。
ゆりかもめの駅の下を通って、東に歩いて行くと汐留シオサイトがある。
汐留シオサイトのビル群を通り抜けて、一番東側に出ると、電通新社屋がある。
失われた10年の頃、竣工している。
他の汐留シオサイトのビルもたいてい失われた10年の頃に竣工しているのだが。
汐留シオサイトは、計画されていた頃や工事中の頃は、ずいぶんともてはやされていたものだけど。
本当に時代が変わるんじゃないかと、思ったりしたものだ。
でも、できあがってみると、壁ビルだとか、海風が吹いてこないだとか、ヒートアイランドの原因だとか、散々な言われようである。
実際、その通りなんだから、仕方ない。
せめて、東側の浜離宮と連続性を持つような緑地帯があれば、よかったかもしれない。
境目に湾岸通りがあるけど。
南側にも旧芝離宮恩賜庭園があったりする。
全部、つなげて、広大な緑地帯を作れば、すこしは、ヒートアイランド現象も和らぐかな。
ところで、汐留シオサイトを通る、環状2号線は、どうなっているんだろう。
通称、マッカーサー道路、なんて呼ばれていたのに。
この道路は、まっすぐ虎ノ門まで伸びる予定だ。
ということは、虎ノ門から環状2号線の先を見ると、汐留シオサイトのビル群が正面に見えるのだろうなあ。
とすると、汐留シオサイトの高層ビル群は、虎ノ門から見て、盾か防壁のようなものだろうか。
防壁を作るためにでかいビルを建てたわけでもないんだろうけど。
でも、そういった意味では、期待通りなのかもしれない。
(2007年11月記)