高崎線高崎駅西口(高崎市庁舎)

高崎線高崎駅西口(高崎市庁舎)

せっかく遠路はるばる高崎までやってきたのに、日没、というのは避けたい。
急いで西口へ。
それにしても、高崎駅の構内までエキナカだとは思わなかった。
これでは、大宮駅と区別がつかない。
来るとき乗換えた拝島駅と雰囲気は同じなのだ。
西口は、ペデストリアンデッキ
北側にはデパートもある。
ペデストリアンデッキを通って西へ。
これでは、やっぱり、埼玉あたりの郊外の駅と変わらない。
地上に降り立ち、西へまっすぐ伸びている大通りへ。
さらに西へ歩いていく。もう日没間際だ。
目指す高崎市庁舎は、でかい建物なので、遠くからでも見えるのだが、意外と駅からは離れている。
行けども行けども、その分、遠のくように感じられる。
日没直前にやっとお堀に囲まれた高崎市庁舎に辿り着く。
高崎タワー21とほぼ同じ頃、すなわち、失われた10年に竣工している。
ということで、目的も達したので帰ることにする。
駅に向かうとき、ちょっと、北側の街中に入ってみることにする。
石畳のくねくねした道。
整備されてきれいになっている商店街。
どう見ても大宮あたりと変わらないなあ。
さっきの高崎市庁舎の近くの公園では、スケボーに熱中している子供らもいたし。
ひょっとしたら、日本には、地方と中央、なんて区別はなくなってしまったのかもしれない。
あるのは、都市と郊外と田舎、だろうか。
高崎駅に着き、ホームに停まっていて、まさに出発する間際の高崎線に飛び乗る。
車窓はもうすっかり夜の闇。
熊谷を過ぎ、上尾を過ぎ、いつの間にか大宮。
そして、途中で乗換えて、新宿へ。
今さっきまで高崎にいたのだが。長距離を移動した、という感覚はない。
そういうことは、寂しいことなのだろうか、不思議なことなのだろうか。それとも、もう当たり前のことなのだろうか。
(2007年11月記)