有楽町線辰巳駅(東雲アップルタワー)

東雲アップルタワー

東西線飯田橋有楽町線に乗り換える。
辰巳駅で降りる。
歩道橋の辰巳陸橋で辰巳運河を渡り、キャナルコートに向かう。
キャナルコートは、中央に低層の住宅棟が建ち、その外側に高層の住宅棟が建ち並ぶ、という構造になっている。
中央の低層棟は、もう完成しているので、いよいよ外側を囲むように高層の住宅棟が登場する、ということだ。
南側は、キャナルコートができる前にすでに、ツインの高層住宅、Wコンフォートタワーズが建っている。
そして、次に建つのは、東側、辰巳運河に面した部分だ。
南北に3棟、一列に並ぶようにして建つ。
その3棟のうち、一番最初に完成したのが、南側の東雲アップルタワーだ(工事中はこちら)。
こうして徐々にキャナルコートも現実のものになってくると、なんだか、夢から覚めたような気もする。
計画されたときは、夢のような近未来都市が出現するような、わくわくする雰囲気があったんだけど。
現実的には、江東区の何にもない寂しい埋立地に無理やりに巨大な集合住宅ができあがっただけ、としか見えない。
でも、再開発とは、えてしてそういうものなのかもしれない。
この場所が、これから、何十年もかけて、夢のような環境になるかは、たぶん、住民にかかっているのだろうな。
何十年かして、訪れたら、廃墟のようになっていた、なんて、残念なことにならなければいいけど。
ということで、辰巳陸橋を渡って、辰巳駅に引き返す。
そういえば、辰巳駅の北側には、古い団地が広がっていたっけ。
買物をするのなら、キャナルコートの北側のジャスコもいいけど、たまには、東側、辰巳運河の対岸にある、古い団地の商店街も覗くと面白いかもしれない、とふと思ってしまうが。
(2007年11月記)