東西線門前仲町駅(イシマビル)

イシマビル

高田馬場から東西線に乗る。
門前仲町駅で降りる。ホームの一番東寄りから改札を出て地上へ。
永代通りに出る。
そもそも門前仲町は、深川不動尊の門前なので、門前仲町なのだが。
さらに、隣には、富岡八幡宮まである。
だからなのだろうか、駅から出ると、いつも、お祭りをやっているような雰囲気に迎えられるのだ。
通りのお店も縁日のような感じ。
実際、富岡八幡宮のお祭りは、江戸三大祭りの一つで、今は深川八幡祭りと呼ばれているようだ。(3年に一度の本祭りは来年(2008年)らしい)
深川不動尊も江戸時代、成田山新勝寺の出張所としてたいへんな賑わいだったらしい。
そのようなお祭りの雰囲気の中、少し東に歩き、富岡八幡宮深川不動尊の間の道を北へ歩く。
表通りとは打って変わって、静かな雰囲気となる。
祭りの後の寂しさ、というところか。
さらに、北へ歩いて行くと、首都高の高架があり、その高架の北側に出ると、イシマビルがある。
竣工は、バブルの頃だ。
たしか、同じバブルの頃、富岡八幡宮に日本最大のお神輿、というのも作られたように記憶している。
毎日が縁日でお祭り状態で、だから、バブルのお祭り景気にも乗せられて、でかいお神輿も作り、高層ビルまで建ててしまった、というわけでもないのだろうけど。
でも、まわりの寂しい状況を見ると、やっぱり、バブルというお祭りの後、という感じがするなあ。
来た道を戻る。表通りはまたきっと賑やかに違いない。
ただ、それは、テーマパークとしての賑やかさなのだろう。
いつまでも、その場所には、いられないのだ。
(2007年12月記)