山手線品川駅東口（JR品川イーストビル）

高田馬場から山手線に乗り換える。
品川へ向かう。
いつも思うが、品川は遠いなあ。
山手線で弧を描くように進むからなのだろうか。
都営大江戸線で大門まで行き、浜松町で山手線に乗り換えて、品川に向かった方が近いのかな。
もっとも、距離的な遠さもあるが、感覚的な遠さもあるのかな。
山手線は、大崎を過ぎると今まで南側へ向かっていた方向を北側へ変えていく。
目黒川を越え、御殿山の麓を過ぎると、品川駅となる。
ホームに降り立ち、階段を登っていくと、明るく広々としたコンコース。
大きな本屋もあり、たくさんの飲食店もある。
ちょっと前までは、東西を結ぶ通路すらなかったのだ。
今や、エキナカ、ということで、ちょっとした、ショッピングセンターのような感じがする。
こんなに変わってしまうと、もう、あの頃の駅構内の様子が、まったく思い出せなくなってしまうなあ。
改札を出ると、幅広な渡り廊下、レインボーロードがあり、駅の西口と東口を結んでいる。
西側に少し歩くと、東海道新幹線の改札、駅舎がある。
東海道新幹線の駅も最近できたんだっけ。
このような大きな変化が、たった数年のうちに起こったなんて、本当に信じられない。
東口に出る。ペデストリアンデッキが広がり、北側のNTTのビル群や南側の品川グランドコモンズのビル群にも直接行けるようになっている。
正面だけ、昔とはそれほど変わっていない光景なのだが。
そして、振り返って見上げると、JR品川イーストビルがある。
新幹線の駅ができた後ぐらいに建ったのだが。
いちおう、駅ビルなんだろうけど、これだけ、近くに高層ビルが建ち並んでいると、特に駅ビル、という感じもしないな。
これで、変化の波は終わったのだろうか。
とりあえずは、落ち着いたみたいだ。
でも、将来のことはわからない。
（2008年2月記）