山手線有楽町駅西口（日比谷シャンテ（日比谷東宝ビル））

再び品川駅へ。
品川駅の駅ビルをペデストリアンデッキから見上げただけなので、ペデストリアンデッキから他の場所に行っていないな。
でも、駅の構内ですら、エキナカ、ということで、お店がたくさんあるぐらいなのだ。
これからは、改札から外に出なくても、けっこう長く時間を過ごせるかもしれない。
品川駅で山手線に乗る。
有楽町駅で降りる。
西口に出てから山手線に沿って南へ歩いていく。
東西に伸びる晴海通りを渡り、さらに南へ。
ビルの合間に、優美なデザインの日比谷シャンテ（日比谷東宝ビル）がある。
いつ見ても、美しいビルだと、感心してしまう。
竣工は、バブルの頃だ。
その少し前、有楽町駅の東側には有楽町マリオンが竣工している。
ということは、バブルの同じ時期に、有楽町駅の東側、西側に、洗練された、おしゃれな高層ビルが、相次いで登場したわけだ。
これらの高層ビルが建った場所には、かつては、劇場があったり、映画館があったりしたのだが。
たぶん、高度成長期には、このように、華やかだったり、洗練されていたり、といったことは、劇場のステージや映画館のスクリーンにしか、なかったのかもしれない。
ところが、高度成長が達成され、豊かになると、そういった華やかさが、街中に溢れ出ていく。その結果が、日比谷シャンテなのかな。
もっとも、最近は、その華やかさの拡がりが、逆向きになっているような気がする。
重要な駅や特定の地域に集中していっているのだ。
時代の流れなのだろうけど。でも、あの華やかな雰囲気は二度と来ないだろうなあ。
だとすると、日比谷シャンテは、歴史的に貴重な建築物になるのかもしれない。
（2008年2月記）