山手線高田馬場駅東口(センテニアルタワー)

センテニアルタワー

西武新宿線高田馬場駅へ。
高田馬場駅は、学生の頃からずっと利用させてもらっている。
だから、最寄り駅を除けば、最も乗り降りした駅だ。
そんなわけで、自分にとっては、一番、馴染みのある都心の駅ではある。
高田馬場駅界隈を一言で説明すると、北の目白、南の戸山、という山の手住宅地に挟まれた、神田川沿いの下町、といったところかな。
このように、山の手に囲まれているような感じなので、下町なのに、再開発されないのだろうか。
よくわからないが、自分が学生の頃から、ほとんど街並みは変わっていないなあ。
早稲田通りを東に歩いていく。
徐々に上り坂となっていく。ということは、東側も山の手住宅地なのだな。
やがて、南北に伸びる明治通りとの交差点。
一応、ここまでが、高田馬場の街の東端、と自分で勝手に決めている。
本当は、飲食店や古本屋などが、途切れず、早稲田大学の方まで続いているのだけど。
でも、自分は、早稲田大学とは無関係なので、やはり、この交差点が境界、とどうしても思ってしまっているのだ。
交差点の北西側には、センテニアルタワーがある。
バブルが崩壊した後の失われた10年の頃に竣工している。
なんか、いつの間にか建っていた、という印象だ。
ふと、この高層ビルを見上げると、また、さっきの境界のことを思ってしまった。
この交差点あたりが、坂の上、丘陵地の突端、とすると、つまり、山の手と下町の境界でもあるわけだ。センテニアルタワーはその目印、というところか。
なるほど、そうだったのだな。と、勝手に納得してしまう。
本当にそうなんだろうか。
そして、いつものように、この交差点で回れ右して、高田馬場駅の方へ戻る。
(2008年2月記)