銀座線赤坂見附駅(ホテルニューオータニ)

ホテルニューオータニ

京橋駅に戻り、再び、銀座線に乗り込む。
赤坂見附駅で下車。
きらびやかな雰囲気のベルビー赤坂から地上に出る。
北へ歩いていく。
東西に伸びる青山通りを渡ると、北側には弁慶濠。
その弁慶濠を弁慶橋で越えてさらに北へ進む。
上り坂の紀尾井町通りとなっている。
西側には、ニューオータニ・ガーデンコートホテルニューオータニタワーがあり、東側には、赤坂プリンスホテル新館
まるで、それらの高層ホテル棟が通りの両側に聳えていて、門柱のようだ。
この通りを歩いて行くと、西側はブランド店が並び、東側には、清水谷公園が広がる。
自分には、本当に、まるで、縁のなさそうな世界だ。
さきほどから吹き荒れていた強い北風も、この一帯では、それほどでもない。
地形が起伏に富んでいるからなのか、木々が多く、風除けになっているためなのか。
坂の上に上がり、交差点を西へ曲る。
今度は急な下り坂、紀尾井坂になる。
少し下っていくと、紀尾井坂の南側に、ホテルニューオータニの入口があり、その先にホテルニューオータニの本館がある。
この建物が竣工したのは、高度成長期の真っ只中、東京オリンピック開催の直前、ということだ。
東京オリンピックのために建てられたので、そういうことになるのだが。
それにしても、あの頃の昔のままだ。変わらないなあ。
こんな、北風の吹き荒れている日にも、この一帯だけは、それほどでもない、ということとは、無関係なんだろうけど。
でも、一番町、麹町、という丘の上からみて、南側斜面になっているので、北風がそれほどでもないとすれば、無関係、ということでもないのかな。
それはそれとして、とにかく、この場所だけは、強くなった陽射しが降り注ぎ、もう春のような感じだ。
(2008年2月記)