総武線錦糸町駅南口(都立墨東病院)

都立墨東病院

本郷三丁目駅に戻り、再び、都営大江戸線に乗る。
清澄白河駅半蔵門線に乗り換える。
錦糸町へ。
両国でJRに乗り換えた方がよかったな。
でも、半蔵門線錦糸町へ行った方が、新しくなった錦糸町の雰囲気を感じ取れる。
地上に出ると楽天地ビル。
家族連れで賑わっていた。
どこかの明るい雰囲気のテーマパークかショッピングセンターみたい。
ちょっと前までは、一帯は、怪しげな歓楽街、という側面もあったのだが。
錦糸町は、こうして、訪れるたびに、だんだん、垢抜けていくような気がしてしまう。
四ツ目通りを南へ。京葉道路を渡る。さらに南へ歩く。
途中、東へ。街中に入る。
こちらの方は、まだちょっとは怪しげな感じだが。
すぐに妙な形をした錦糸掘公園がある。
普通、公園というと、四角、というイメージがあるのだが。
この公園は、三角形なのだ。
どんな経緯で三角形になったのだろうか。わからないけど。
それに錦糸堀、というのは錦糸町駅の北口だったはずだ。
ここらへんは、湿地帯を埋立てていった土地なので、それなりに、いろんな事情があったのだろうな。
錦糸掘公園の三角の尖った部分を迂回して、東側に出て、さらに東へ進む。
少し歩くと、都立墨東病院がある。
失われた10年の頃に竣工している。
景気の悪い時は、このように、公共性の高い施設が建つものなのかもしれない。
あるいは、歌舞伎町の東京都健康プラザみたいに、地域の浄化、という意味もあったのかもしれない。
どちらにせよ、得体のしれない、湿地帯から、きれいに整備された、明るい街に変わっていく、ということだ。
だけど、なぜか、少し、昔が懐かしくなるのは、自分が年をとった、ということかな。
(2008年3月記)