田園都市線三軒茶屋駅(サンタワーズセンタービル)

サンタワーズセンタービル

高田馬場から山手線で渋谷駅へ。
最近は、悪天が多い。この日もどんよりとした曇り空だ。
渋谷駅で田園都市線に乗り換える。
三軒茶屋駅で下車。
来るたびに、代官山みたいな街になっていくような気がする。
下町っぽい感じはもうなくなっているなあ。
首都高の高架が覆いかぶさるようになっている246号線を南西方向に歩いていく。
やがて、246号線の北側にサンタワーズセンタービルがある。
バブルの頃の竣工だ。
この高層ビル以外にも、246号沿いには、飲食店などが両側に並ぶ。
もっとも、246号に限らず、交通量が多く、さらに上空を高速道路の高架が覆っている大通りの両側には、たいてい、飲食店やビルが、まるで映画のセットみたいに建ち並ぶものだが。
そのような大通りの歩道を歩いていて、なかなか庶民的な感じだ、と思って裏側に回ってみると、閑静な住宅地が広がっていたりする。
大通りの両側に並ぶ映画のセットみたいな街並みは、ただの防音壁なのかもしれない。
また、246号を歩いて、三軒茶屋に戻る。
三軒茶屋の中心には、キャロットタワーがある。サンタワーズセンタービルが完成してから、数年後、竣工しているのだが。
サンタワーズセンタービルぐらいなら、防音壁の街中にちょっとでかい建物が混ざっているかな、ぐらいに思うけど。
キャロットタワーのこの異様な巨大さを見ると、三軒茶屋が、ただの大通り沿いの商店街、というだけではないな、と思ってしまう。
やはり、周囲に広がる、世田谷山の手の広大さを、象徴している建物、なのだろう。
でも、敷居の高そうな隠れた名店が、あちこちにあるだけ、というよりは、ずっといいかもしれない。
東急世田谷線三軒茶屋駅へ。
いよいよ、これから、広大な世田谷山の手に入っていく。
山の手なので、特にわくわくするようなものは、何もないんだけど。
(2008年3月記)