山手線浜松町駅（アクティ汐留）

高田馬場から山手線で浜松町駅へ。
相変わらず遠い。
また、都営大江戸線に乗ったほうが近いかもしれない、という迷いが生じてしまう。
浜松町駅の北側に出て、東西に伸びる道路で、山手線の東側へ。
山手線の高架に沿って北へ歩いていく。
東側一帯は、新しくできた汐留シオサイトのビル群が、広がっている。
あの荒野のようだった更地が、ずいぶんときれいになったものだ。
さらに北へ歩いていくと、ゆりかもめの高架が東に曲っている部分があり、その北側にアクティ汐留がある。
汐留シオサイトのビル群を構成する高層ビルは、すべて見た、と思いこんでいたのだが、大物を忘れていたようだ。
竣工は、失われた10年が終わって都心集積化が始まった頃。
本当に、まさに、集積化の産物、という感じの巨大な高層住宅だな。
でも、こんな巨大な高層住宅でも、汐留シオサイトには、他にも巨大な高層ビルが密集していて、林のごとく建ち並んでいるので、その存在を忘れてしまったのかもしれない。
それに、公園を挟んで北側には、東京ツインパークス、という同じくらい巨大なツインの高層住宅もあることだし。
もっとも、これだけ、でかい高層住宅が建って、さぞ人口も増えたのだろうと思うのだが、あんまり、賑やかではないような気もする。
品川駅の東側も高層住宅が多く建っているが、あんまり賑やかだとも思えないのと同じかな。
たぶん、高層住宅と賑やかさ、とは別なもの、なのかもしれない。
自治会があったり、おばさんたちが集まって、フリーマーケットを開いたり、地域のお祭りがあったり、なんて聞いたことがない。
自然に集まっているのではなく、都心集積化で集まっているわけだから、ひょっとしたら、逆に、住民は、賑やかさを避けて、静かな生活を求めていたりして。
自分には関係のないことなので、どうでもいいことなんだけど。
ただ、他の街に行ったとき、偶然にお祭りやバザーなんてやっていると、本当に楽しい気分になってしまう。
もし、そういうこととは、無縁だとすると、ちょっと寂しい、と思ってしまうのだ。
（2008年4月記）