有楽町線豊洲駅(チャーミング・スクウェア豊洲)

チャーミング・スクウェア豊洲

晴海通りは、豊洲埋立地の中を、北西に伸びていき、豊洲の北西端で、西に向きを変え、春海橋で運河を越え、晴海へと向かう。
その曲った部分で別の通りが北へと向かっている。
Y字の交差点になっているわけだが、その交差点の南側に、今さっき訪れたパークシティ豊洲、北西側に、日本ユニシス本社ビルがあり、細い道路を挟んで、その北側にチャーミング・スクウェア豊洲がある。(工事中はこちら
こちらも、新しい高層住宅だ。
このように、一帯で高層住宅棟の建設が進み、そして、次々と完成しつつある。
新しい豊洲の街は、季節になぞらえれば、まさに春なのだろう。
そういえば、この日も、まだ寒いのだが、あちこちで、桜が咲いていたっけ。
今年の冬は、意外と寒い日が多くて、もう、春が近い、というときには、悪天だったりした。
だから、桜の花が待ち遠しかったなあ。
これから、やっと緑の溢れる季節がやってくる、と思うとほっとする。
話は変わるが、豊洲には、日本ユニシス本社ビルや豊洲センタービルが、竣工したバブルの終わり頃から、訪れている。
その頃は、一面、工場しかなくて、豊洲の駅近くは下町っぽくて、いったい、なんで、こんな場所に高層オフィスビルが建ったのだろうと、不思議に思ったものだが。
その後、何年か過ぎ、いつしか工場はなくなり、更地になってしまう。
そして、最近になって、いっせいにあちこちで巨大な高層ビルの工事が始まったのだ。
工場の敷地が広がっていた頃と比べて、この変わりようは、信じられない。
本当に、まわりの環境が一気に変わる「春」のようだ。
でも、街の盛衰を季節になぞらえて、今が「春」なら、その「春」は、何年続くのだろうか。さらに、その後、充実した夏がやってくるのだろうな。
そして、晩秋。どうやら、自分は、もう、この街の晩秋を見ることはないだろうけど。
とにかく、春が来て、桜の一枝に花が咲き、一本の木が一気に緑に覆われるように、高層住宅やいろいろな施設が、この街では、完成していっている。
豊洲の街は、今が「春」なのだ。
(2008年4月記)