山手線田町駅西口(三田M-Square)

三田M-Square

第一京浜を急いで歩いていく。雨はそれほど本降り、というわけではないが。
急ぐに越したことはなさそうだ。
札の辻の交差点を歩道橋で渡る。
さらに南へと歩いていく。
しばらくすると、第一京浜の西側に三田M-Squareがある。(工事中はこちら
最近、竣工した高層ビルだ。
田町駅周辺の激変は、このように、まだまだ、続いている、ということだ。
もっとも、田町駅の西側は、三田M-Squareで、一段落かな、とは思うのだが、将来はわからない。
実は、この後、もう一箇所、まわることになっているので、先を急ぐことにする。
さっきの札の辻交差点に戻る。
交差点を東へ。
札の辻陸橋で山手線を越え、田町駅の東側に出る。
たしか田町駅東口の南側にまた新しい高層住宅が建つようなのだ。
その工事現場を見にいくことにしていた。
札の辻陸橋を渡りきったところで、すぐに南へ曲り、そのまま南へ南へと歩いていく。
たいてい、高層ビルの工事現場は、広い更地になっているので、遠くからでも見当がつくものなのだ。
はたして遠くにそれらしき場所もあるようなので、安心してどんどん南へ歩いていく。
ところが、道は団地のような場所で唐突に途切れ、その向こうには公園しかない。行き止まりなのだ。
しかも、東側に出るためには、新芝運河を渡らなければならないが、橋がない。
引き返すしかない。
そのとき、ついに、篠つく雨が降る出してしまう。
それでも、まだ、橋があるかもしれないと思い、新芝浦運河沿いまで行ってみるが、はっきりと、札の辻陸橋の袂まで戻らないと橋はない、と悟った。
芝浦運河沿いには、板張りの桟橋みたいな側道があって、雨の降る中、そこを北へ北へと急いで歩いていく。
だが、もう次の目的地に行くことは、まったく諦めている。
やはり、時代の流れには追いつかないのかな。雨に打たれながら歩いていると、どうしても、そう感じてしまうな。
それでも、急いでいるのは、雨に濡れないため。
雨に濡れないために急いで歩くしかない。
(2008年4月記)