東海道線横浜駅(パークタワー横濱ポートサイド)

パークタワー横濱ポートサイド

みなとみらい大通りを北へ歩いていく。
帷子川をみなとみらい大橋で渡る。
橋の袂から南東方向を見るとCITY FXプロジェクトの工事現場が目の前に広がっているのだが、視線をさらに、遠くに移すと、その向こうに、みなとみらいの高層ビル群が一望の下、見渡せる。
高層ビルが林立する眺めは、本当に壮観だ。
もっとも、CITY FXプロジェクトが完成してしまえば、もう、この光景は見れなくなるのだろうけど。
さらに橋の上を北へ歩いていく。
みなとみらい大橋からの景観には、あいかわらず、心が奪われるなあ。
たぶん、こんな景色の見れる場所は、他にはちょっと思い浮かばない。
ところで、この橋の下に横たわる水域は、帷子川なのだろうか、入江なのかだろうか。いまだによくわからないのだが。
対岸まで橋を歩いていくと、橋の袂に横浜ベイクォーター、そのさらに先には、ポートサイドの高層住宅群がある。
ポートサイドの帷子川に面した部分は、ポートサイド公園になっている。
水辺には、葦だろうか、丈の高い、細い緑の葉が一面に風に揺れている。あるいは、波に揺れているのかもしれない。
橋の上から見ると、その葦の一叢一叢は、四角い木枠のようなものに仕切られていて、その中に生えている、とわかる。
たぶん、人工的に植えられたものなのだろうが。公園からは、わからないだろうな。
それに、根付けば、木枠は、取り去るものなのかもしれない。
太古の昔は、そんな、人工的なことをしなくても、川岸には、葦が繁茂していたような気もする。
みなとみらい大通りを北に向かうと、ポートサイドの高層住宅群の中に入っていく。
すぐに幅広な大通りとの交差点があり、その北側にパークタワー横濱ポートサイドがある。
最近、竣工した高層住宅だ。
陸地は、近未来だが、水辺は、太古の風景へと戻っていく。
不思議な感じがするけど。それがウォーターフロントの再開発、ということだろうか。
(2008年5月記)