都営大江戸線麻布十番駅(パシフィックタワー麻布十番)

パシフィックタワー麻布十番

環状3号線を再び東に歩いていく。
すぐに南北に伸びる大通りとの交差点がある。
南北線都営大江戸線麻布十番駅は、この交差点の地下だ。
交差点の南東側では、通りに沿って、南から北へ流れてきた古川が、直角に東側に向きを変えている。
すなわち、古川は、その交差点からは、環状3号線の南側を東へと流れていくのだ。
その古川の南側には、通りが一つ、東へと伸びている。
交差点からその通りへ入って、少し東に歩く。
すぐに通りと古川に挟まれたところに、パシフィックタワー麻布十番がある。
アクシア麻布よりも少し前に竣工している。
この一帯は、ちょっと昔には、環状3号線から一歩、奥へ入った、という感じで都会とは思えないような静かな雰囲気がしていたのだが。
今では、この通りの南側でも、広範囲の再開発を行っている。(三田小山町地区再開発および三田小山町第2地区再開発
昔の風景がどんどんなくなっていっている。
ということで、パシフィックタワー麻布十番も訪れたし、通りを西に歩き、麻布十番駅へ向かうことにする。
途中、古川を渡っている時、古川の上は、一の橋公園、という広場になっているのだが、そこから、古川の方を何の気なしに見た。
すると、古川の両岸にはパイプのようなのが設置してあり、そのパイプに沿っていくつも開いている穴から、勢いよく水が、噴き出していた。
一面にたちこめる水しぶきで、川全体が覆われ、川面が見えないほどだ。
この珍しい光景は、実は、以前にも、何度か遭遇しているのだけど、でも、何度見ても、驚いてしまうなあ。
たぶん、何らかの実用の目的があって、行われているんだろうけど。
ただ、このような光景を見ていると、やはり、テーマパークのパフォーマンス、あるいは、アトラクション、という風にも感じてしまう。
もっとも、真夏なら、さぞかし涼しげな景色なんだろうが、あいにく、今日は、小雨でなおかつ肌寒い天気だ。
早く、地下鉄に乗り込んだ方がよさそうだな。
(2008年5月記)