有楽町線豊洲駅(豊洲三丁目8-4街区計画)

豊洲三丁目8-4街区計画

築地市場駅に戻り、再び、都営大江戸線に乗り込む。
月島駅で降りる。
朝潮大橋を渡り、南側の晴海へ。
大川端リバーシティの再開発が終わって、次に月島あたりに、ぼこぼこと高層住宅が建った頃、よくこのコースで、豊洲まで行ったな。
月島の次は、豊洲の再開発だろう、と思ったのだが。
大通りをさらに南へ歩き、行き当たった通りに入り、東へ。
今度は、春海橋。通りは幅広でクルマには、便利そうだが、バスぐらいしか、通っていない。閑散としたものだ。
春海橋を渡りきると、その先は豊洲となる。
昔は、一帯が石川島播磨重工業の工場地帯だったのだが。
赤錆びた鉄の塊、剥き出しのコンクリート、何本ものクレーン、そして、低層の広そうな工場棟がいくつもあった。
それが、今や高層住宅を中心にしたニュータウンに変貌している。
変われば変わるものだ。
芝地、樹木、そして、集合住宅が広がる。
もっとも、まだ、豊洲の街は、半分も完成していないので、この先、どうなるかわからないが。
いったん、大通りを北東へ歩き、途中、南東へ。
再開発地へと入っていく。まだ、更地の方が目立つようだが、そのうち、賑やかになるのかな。
また、北東へ向きを変えて歩いていく。
芝浦工業大学の南東側、豊洲運河沿いに豊洲三丁目8-4街区計画の工事現場がある。
この高層住宅で、再開発も一区切り、というところか。
今のところ、高層住宅の計画がないからだ。
そう考えると、感慨深いものがある。
霧雨に煙るこの工事現場も、すぐに、新しい街に生まれ変わるだろう。
そして、新しい時代が始まる。
(2008年5月記)