京浜東北線蒲田駅西口(片柳学園蒲田キャンパス工事現場)

片柳学園蒲田キャンパス工事現場

鶴見駅に戻り、再び、京浜東北線に乗る。
蒲田駅で下車。
蒲田駅周辺も、下町の雰囲気がある商店街で、いい感じだ。
なんだか、今日は、下町のレトロ商店街巡りをしているような気もするな。
西口に出て、居酒屋のあるような路地を北西に歩いていく。
少し進むと、東西に伸びる多摩堤通りに行き当たる。その通りの北側に片柳学園蒲田キャンパス工事現場がある。
片柳学園、というと、聞いたことのない学校だが、学校名ではなく、学校法人の名前らしい。
完成すれば、たぶん、日本工学院専門学校、あるいは、ひょっとして、東京工科大学、ということになるのかな。
ここも、最近、多い、教育施設の高層校舎棟、なのだろう。
ところで、このような、下町の居酒屋地帯の果てに、なんでまた、理系の学校があるのかと、不思議に思うかもしれない。
しかし、下町、といっても、日本の場合は、町工場が混在していたりするので、その中に、理系の学校があっても、まったく、違和感はない、と自分は思うのだけど。
たとえば、秋葉原の街は、理系と下町が、合体したみたいに見えるし。
そのような、京浜の下町、蒲田には、とても古い神社があったりもする。
稗田神社、という神社だ。蒲田神社、というのが、本来の名前らしい。
蒲田という地名が、非常に古いので、その地名と同じ名前の、蒲田神社も、やはり、かなり古い神社、とは思う。
このように、とても古い神社、昭和のレトロ商店街、近未来の理系学校の高層校舎棟、それらが混ざり合っているのが、蒲田の街の面白さだろう。
もっとも、さっき、訪れた、大森駅周辺も、いろいろな時代が、混在していたなあ。
昔のものが残っているだけなら、寂れている、ということと変わらない、と思う。新しいものがあるからこそ、昔のものも、生き生きするのかな。
本当は、どうだか、わからないけど。
でも、この蒲田の街を見ていると、そういう考えが、実感できるような気がする。
(2008年6月記)